この度の新型コロナウイルス感染拡大に伴う医療逼迫の顕在化を背景とした、オンライン診療(遠隔医療)及び付随するクラウド型電子カルテのニーズの全国的な高まりを受けて、当社メディカル事業を担う子会社エーアイエスにおいては、クラウド型レセプト点検ソフト「Mighty Checker Cloud(マイティーチェッカークラウド)」や医療安全支援システム「Mighty QUBE PRO(マイティ―キューブプロ)」に関する医療機関様からのご相談・お問い合わせが多数寄せられており、インサイドセールス及びカスタマーサポートを強化しております。
 

2年に1度の診療報酬改定が行われる中、当子会社においては、16,000を超える医療機関ユーザー様のニーズに可及的速やかにお応えすべく、独自データベースの随時更新を行い、新型コロナウイルスに関する新規点検ルール対応をいち早く実施する等、医療機関経営支援ソリューションのリーディングカンパニーとして、日々変化する新型コロナウイルス関連の保険診療報酬ルール上の特例措置に順次対応しております。また、同感染症の診療にも対応した当子会社の医療安全支援システムが、診療の安全性と質の担保を担うことで、昨今の逼迫した状況下において、医療機関様が診療行為に集中できるよう、全力で支援させていただいております。
 

今年度の診療報酬改定において、厚生労働省は「我が国の医療制度は、人口減少が進展する中で、地域医療の確保、少子化への対応といった様々な課題にも直面している。これらの課題に総合的に対応しながら、世界に冠たる国民皆保険を堅持し、あらゆる世代の国民一人一人が安全・安心で効率的・効果的な質の高い医療を受けられるようにすることが必要不可欠である」 (*1)として、将来の日本の医療を見据えた、総合的な医療提供体制改革の実施を強く働きかけており、下記4つの具体的方針が示されました。
 

  1. 医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進
  2. 患者・国民にとって身近であって、安心・安全で質の高い医療の実現
  3. 医療機能の分化・強化、連携と地域包括ケアシステムの推進
  4. 効率化・適正化を通じた制度の安定性・持続可能性の向上
     

当社メディカル事業は、日本の医療課題の解決に向けたトータルソリューションの開発・提供に予てから取り組み、(1)医師や医事課の業務効率化による「働き方改革の推進」、(2)誤入力防止や病名付け支援による「医療安全・質の向上」、(3)クラウド活用、オンライン診療、訪問診療、医療連携を見据えた「医療の多様化の促進」、(4)医薬品処方量適正化システムによる「医療の最適化支援」等、今年度の診療報酬改定を全方位的にカバーした商品・サービスを展開しています。
 

更には今月から開始した、医療機関様専用のクラウドバックアップサービス「SonaM(そなえむ)」の提供を通じて、医療経営におけるBCP対策とデータ保全の重要性を広く訴求し、緊急事態やリモート環境における医療の継続を支援してまいります。
 

当社グループは、医療界に資するパッケージメーカーとして、自社商品の更なる市場普及とクロスセル(セット販売)を図るとともに、今後も、医療を取り巻く環境とニーズの変化をいち早く捉えたソリューション・サービスを提供してまいります。

 

 

(*1)出典「令和2年度診療報酬改定の基本方針」(厚生労働省)https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000592925.pdf

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